- くだ
- I
くだ(名・形動ナリ)〔「くだくだしい」の略〕くどい・こと(さま)。
「改まり申すは~なれど/浄瑠璃・八花形」
~を巻(マ)・く〔「管(クダ)(3)」を連想して「巻く」といったもの〕とりとめのないことを繰り返して言う。 訳のわからないことをぐずぐず言う。II「酒に酔って~・く」
くだ【管】(1)断面が円形で, 中が空になっている細長いもの。 普通, 液体や気体を通すのに用いる。「ゴムの~で水を吸い上げる」
(2)機(ハタ)を織るとき, 緯(ヨコ)糸を巻きつける芯(シン)。(3)糸繰り車のつむに差して, 糸を巻きつける軸。(4)「管の笛(フエ)」に同じ。「吹き鳴せる~の音も/万葉 199」
~を用いて天を窺(ウカガ)う〔荘子(秋水)〕細い管の穴から天をのぞく。 見識の狭いたとえ。 管の穴から天をのぞく。
Japanese explanatory dictionaries. 2013.